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写真を撮る時に何を撮るかを考え、カメラを構え、構図を決めて、露出を決めてシャッターを押す。全ての行為に意識があり、撮られた写真は作為的で見飽きてしまう。ある時仕事で撮り溜めた写真を見返して、ふとその事に気がついてしまった。見飽きない写真を撮りたい。意識せず、意識されない写真。
エリックサティの曲の中に家具の音楽と言う曲がある事を知り、そのコンセプトに感銘を受け、picture furniture と名付けた。ただ一つ“白”だけを意識して無意識に近い状態でシャッターを切る。そうして撮り溜めた写真群。
サティは家具の音楽を聴くな!と聴衆に言ったらしいが私も見入るな!と思う。家具の様に生活に馴染んで欲しいと思う。


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©︎2025 Ikuo Kubota Photography

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